人気ブログランキング | 話題のタグを見る

街は広告だ

 夜の渋谷歩く。昼間に比べれば人は少ないが、あいかわらずうるさい。

 横切っていくバス。黄色くて何だかかわいい。幼稚園バス?よくよく見ると、読売新聞の広告を身にまとい走っていた。

 明日は晴れるかなぁ。
 顔をあげると、タッキー&翼のPR映像が東急の壁に映し出されている。SUPERLISAとは違い、音はない(と記憶している)。

 道玄坂。看板を背負うおじさんが何時間もそこにいる。

 山手線には田村正和。まさにガス、らしい。

 タワレコやSHIDAXのネオンが、休まずキラキラと輝きつづけいる。

 
 東京の夜がうるさいのは、人が多いからだけではない。  
 街全体がメッセージを投げかけつづけているからだ。
 それも、とてもダイレクトに。

 街全体が広告へと化す。

 「日本人は受身」
 自分から何かを探すというより、投げかけられたものにようやっと反応する。
 そういう国民性に合わせた結果が、これなのだと思う。

 
 このメッセージがなかったら、東京はうんと静かなのかもしれない。
←menu